バブル 2006 6 28

 いつかは、バブルが、はじけるかもしれません。
それは、住宅バブルのことです。
 新聞のチラシに入ってくる「マイホームのチラシ」。
たとえば、でかでかと、「月々8万円台から」と書いてあります。
「これならば、毎月、アパート代を払うよりも、
マイホームを買った方がよい」と、多くの人が思うでしょう。
 しかし、非常に小さな字で、こんなことが書いてあります。
「ただし、35年ローンで、変動金利」。
 40歳で、35年ローンを組んで、マイホームを買ったとすると、
75歳まで、住宅ローンを払い続けることになります。
 「退職金で、残りのローンを払えばいい」と考えても、
退職するまで会社が存続するか不透明と言える「不確実性の時代」です。
 仮に、退職金が出たとしても、今の年金制度には、不安を感じます。
だから、「老後の安心のために、退職金は使わないで、
貯金をした方がよい」と言う経済評論家もいます。
 さらに、変動金利で借りたとすると、後が大変です。
現在の金利は、歴史的な低金利の状態と言えます。
 さて、私が20代の頃、飲み歩いていると、
年配の上司に、よく怒られました。
「将来、マイホームが欲しいならば、飲み歩いていて、いいのか。
頭金2割、用意しないと、銀行は、お金を貸してくれないぞ。
しかも、60歳までに払い終わる資金計画でないと、相手にされないぞ」。
こんな忠告を、数多くの上司から聞かされました。
 最近は、「今さえ楽しければ、いい」という刹那主義の時代となりました。
「金さえ儲かれば、何をやってもいい」と「今さえ楽しければ、いいんだ」。
それが、みんなの気持ちなのか。
そうだとすると、今の日本人は、別の人種(民族)に移り変わってしまったようだ。
「刹那主義」
過去や将来を考えず、ただ、この瞬間を充実すれば足りるとする考え方(広辞苑)。

































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